10万円台のミラーレス一眼レフの中で、スタンダードクラスに分類されるSONYのα6400と富士フィルムのX-T30。両機とも2019年に発売され、手軽に動きがあるカットを綺麗に撮影できるカメラです。
今回はこれからカメラを始める人のために、2019年に発売された10万円台前半で買えるカメラとは思えない性能を誇る、2機のスペックや特徴を比較して紹介していきます。
スペック比較
α6400 | X-T30 | |
レンズマウント | Eマウント | Xマウント |
画素数 | 2420万画素 | 2610万画素 |
ISO感度 | 100〜102400 | 160〜51200 |
連写速度 | 11コマ/秒 | 8コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒 | 1/32000〜900秒 |
AFエリア | 425エリア(ハイブリッドAF) | 425エリア(ハイブリッドAF) |
モニター | 約92万ドット 180度チルト可動式 | 約104万ドット チルト式 |
EVF | 0.39型・約235万画素・0.7倍 | 0.39型・約236万画素・0.62倍 |
タッチパネル | ◯ | ◯ |
最大動画解像度 | 4K30P(HDR対応) | 4K29.97P |
スマホ連携 | Wi-Fi/NFC/Bluetooth | Wi-Fi/Bluetooth |
ボディ内手ブレ補正 | × | × |
サイズ | W120×H66.9×D59.7 | W118×H82.8×D46.8 |
重量 | 359g(ボディ) | 333g(ボディ) |
実勢価格 | 11万8670円(ボディ) 14万9270円(ダブルズームキット) |
11万8260円(ボティ) 13万4460円(レンズキット) |
α6400の特徴
- 連写が売りのαシリーズにおいて入門機
- α6000シリーズ初のタッチ操作対応により、EVFを覗きながらタッチでAFエリアを素早く移動すること可能に
- シャッター半押しで瞳AFが利用可能に
- α6000シリーズ初の自撮り機能搭載
- リアルタイムトラッキング機能で連写時のピント精度が改善
- 望遠レンズの種類も豊富
X-T30の特徴
- 絞りやシャッタースピードの変更が容易
- 十字スティックを廃止し、ジョイスティックを搭載。素早いAFエリアの移動が可能
- 上位機のX-T3を上回るAF&瞳認識
- 低感度で撮影した際のキレの良さ
- 動き回る被写体への追従性が良い
- 明るくてコンパクトな単焦点レンズが豊富
まとめ
α6400を選びたい人
α6400は誰でもベストショットを狙えるカメラです。シリーズ初の自撮りもできるので家族や子どもの撮影、ペットの撮影にも適しており、使用用途の幅は広いです。また望遠レンズの種類も豊富なので、運動会や音楽会など学校行事全般にもこれ1本で対応ができるのも魅力です。
X-T30を選びたい人
X-T30はたっぷりボカしたい人向けのカメラです。明るい単焦点レンズが豊富に揃っており、フィルムシミュレーションを選ぶだけで色相や彩度が自動的に調整され、柔らかさや渋みを得られる仕様になっています。マニュアル撮影中心の人には使いやすい設計で、スナップやポートレート撮影にはこちらがオススメです。
結論
この2種類のカメラは価格帯やスペック比較では非常に似た性能のカメラですが、実際はレンズのラインナップや操作性など正反対のカメラであることがわかります。α6400はファミリー向けのカメラ、そしてX-T30は自分の世界を追求するカメラといったところでしょうか。自分の使用用途をよく考えてからの購入がオススメです。
私自身はα6400発売前にα6000を購入しており、家族写真や運動会、音楽会と大活躍しているカメラです。最近はtwitterのフォロワーに富士フィルムユーザーが多く、そのカメラが出している色合いもすごく気に入っています。
今回ご紹介したカメラはどちらのカメラも10万円台で買えるカメラとは思えない性能を誇っており、購入を検討されている方はぜひ自分のライフスタイルと共に歩めるカメラを選んでみてはいかがでしょうか。